Volver - Pedro Almodovarの最新作

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すごくよかった。ペドロ・アルモドバルの映画はいつも好きなんだけど、今回のは一番良かった。
彼の他の作品のようにここでは性に関するかなり深刻な問題が扱われるんだけど、なんだかとっても微妙に触れられていて、例えば5秒後には笑って忘れてしまうぐらいのはかなさがある。そういうはかなさは逆に楽しいシーンにもある。あー映画を見てるってこういうことなのかな〜って思って、とても楽しめるというか。でもやっぱり悲しい場面があったりもして、なぜかそういうセンチメンタルな部分が安心させてくれる。映画の大半では、台詞が面白くて笑っていたけど。そういうカラフルなところがこの映画の魅力。
そして、お母さんと娘の間の話には私はどうも弱い。すてきでした。
あの女優さん、誰だっけ、主人公の、すごく綺麗なスペイン人。（Penélope Cruz） あの人がああいう雑な役をこなしているというのも面白かった。すごい魅力があります。彼女の顔から目が離せない、というのもこの映画の大きな要素かも。
なんか。。。メロドラマの中のオバサンたちを見ているようで、そういうオバサンたちもさらにメロドラマを見ているような人達で、でもメロメロな臭い汚い不必要な話が全然ない！そういうとこがすごくすっきり。
ああいう、こういう、とかで書いちゃってますが。良い映画観ました。珍しく、広く一般にお勧めできるものです。