函館と福岡

今回の旅はいろんなところを回りました。
ちょうど、JR北海道で、どこでも往復の無料きっぷがもらえるというので一番遠い函館に行くことに。函館はやっぱり、なんてことのない道を歩いていても、風情のある、素敵な街だなあ。着いてすぐ、日中は観光。夕方にさしかかって、海岸沿いをずーっと歩いた。わたし、「海」とか「ビーチ」というものにはそれほど惹かれないんだけど(川や山のほうがいい)、港ってほんと素敵だなあと思う。
Hakodate Ojichans
晩、いつものようにべジタリアン可能なメニューを確認しながら晩御飯を探していたのですが、やっぱり私としてはすし屋とか海鮮の看板が目に付く。だいたい函館に来ておいてべジー食おうっていうのがおかしい。ランは寿司を食え、と言ってくれるけどどうしよっかな。。。そうやってスシ?ノースシ?スシ?とウロウロしていたら、一人のおじさんがちょっとちょっとお姉さん、と声を掛けてきた。
「あそこの道を真っ直ぐ行ってね、二丁ぐらい先の右側にさかえ寿司って寿司屋がある。そこは値段の割にほんとにうまいのを食わしてくれるから。」と言っておじさんの名刺まで手渡してくれた。「なんとか市場調査」って書いてある。レストランとかの仕入れ先の調査をしてるおじさんらしい。説得力ある。。。握手したくなった。よし、さかえ寿司か!。。。と思ったけど、うまいらしい寿司屋を見つけたというだけで満足してしまった。翌日のお昼にでも行くことにしよう。
この晩は、屋台の集まっているブロックにある、東南アジア料理のお店に入ることに。外でメニューを見てたら、屋台のお兄さんがベジタリアン用にもできるよ。と言ってくれた。直接作る人と会話できるというのは本当に助かる。
そこはミャンマー人のお兄さんが一人でやってる小さなレストラン。東南アジアの色々なお酒も飲める。食べたもの全て美味しかったです。お兄さんの日本での生活や、どうやって函館にたどり着いたかなど、色んな話を聞かせてもらって、ランもいつものようにしゃべりまくり、お酒も美味しく、すごく楽しい夜になった。
Squid
次の日は朝市を見て、五稜郭公園に行って、丸井の地下で適当に食べ物を買ってラン用に公園でカラスやハトと一緒に食べ、そのあと念願の「さかえ寿司」でお昼ごはんにした。いやーおいしかったーーー。はー。。。そして、安い!あれは安かった。



次、福岡
福岡で英語教師をしているシーナちゃん、ダニさんの間に赤ちゃんが生まれました。マイロン君、3ヶ月。シーナちゃんとマイロン君と私ら二人とで海のほうまでドライブに行った。山の上でピクニックしたり砂浜に座ったり。
Sheena laughing at an instant memory of her son
息子のインスタントメモリーに笑う母

そのあと、滞在中お世話になっていた、お友達のミポチャンのお母さんのギャラリーを見せてもらったり、(長い話になりますがとても素敵だった。。。)しもちゃんと一緒に飲みに行き、飲み屋ではとっってもおいしいビワをサービスでごちそうしてもらったり、食べ物も飲み物もおいしくて会話も楽しくてどんだけ笑ったことか。。。
ビワといえば、原産は中国だけどヨーロッパのほうでも食べられています。イスラエルでも夏といえばビワ、というぐらいに定着してる果物らしく、(ヘブライ語ではShesekシェセック)ランは毎夏、ビワのことを想うらしい。わたしの地元ではそんなに頻繁に見かけるものでもなかったし、アメリカでも、ほとんど見かけません。わたしは最近食べるようになって、今では大好物だけど。
何年か前に一度、NYでビワを探そう!ということになり、チャイナタウンに行ったり、いろんな果物屋に行ってはビワビワと探したことがありました。でも、質問したくても英語の名前「Loquat」自体あまりしられていない。説明しても、みんなアプリコットだと思ってしまう。そこでランは、チャイナタウンでビワの漢字(枇杷)を見せればわかってもらえるのではないかと思い立ち、英和辞典で言葉を引き、それをメモってチャイナタウンに走ったらしい。
しかし、メモったその言葉は、肝心の枇杷ではなく、植物の「植」。。。辞書に出てくる言葉の最初に、[医]とか[俗]とか[植]とか、出るやつ。あれです。
変な白人(正確には白人じゃないけど、まあ見た目がね。)がチャイナタウンで「『植』、ありますか」とメモ書きを見せながら聞いてまわったところを想像すると、なかなか面白いんじゃないか。
Biwa, N醇Pflier, Loquat, Shesek, etc...
結局、家の近くの八百屋で腐った枇杷(?それすらもわからず)を見かけて以来、みつけた事ありません。。。