[旅]イスラエルの夏

ランの父さん、アヴィが亡くなって10日たちました。
何を書いていいのかまだよくわからないけど、とりあえず元気にやっています、という報告まで。
ユダヤの習慣で、
だれかが亡くなるとその日から7日間、その家族は家にいすわり、そのあいだ友達やご近所さんや親戚が訪ねてきます。その7日間を「シヴァ」といいます。
人々は食べ物を持ち寄り、家の世話などすべてしてくれます。家族が、ひとりきりにならないように、常にだれかがいてくれます。多い日は1日に40人ぐらい来てくれたかもしれない。正統派的にいうとこのシヴァは「喪に服す」という目的なんだけども、とにかく気の合う友達が集まってパーティーのようになるので、毎晩、笑いが絶えません。昔からの友人がたくさん集まるので、なんだか家族全員の同窓会をいっぺんにやっているようでもある。
Shiva typica
朝から晩まで、実家の裏庭ですごします。郊外にあるこの家は、都市部よりも乾燥していて、静かで、過ごしやすい。野生の動物もたまにひょっこり現れます。ユダヤ教の習慣て、なんかへんてこりんなものが多いな、って思っていたけどこのシヴァという習慣は、とても素敵だと思います。ただ悲しみに暮れるのではなく、気の合う人たちと楽しい時間を過ごす中で、亡くなった人の思い出を暖めながら、悲しみを、ゆっくり、消化する。そういうようなことを感じた。


sushi for shiva
ある晩、シェフをやってるTzachi君がいいお魚を持ってきてくれて、お客さんのためにお寿司をつくりました。作るのに2時間かかったのに、おおよそ2分ですべて平らげられた。



7日間のシヴァが終わって、北部の、アヴィの実家近くのアッコ、Akko(Acre in English) を再び訪れました。
Girl

sex with hummus
アヴィのふるさとハイファのちかくにある港町で、この辺はおいしいアラブのレストランがいっぱい。このフムス(ひよこ豆のペースト)と濃厚な時間を過ごしました。
そして、私ははじめて中東の夏というものを体験しています。暑い。あづい。一日中、いくらシャワーを浴びてもいくら拭き取っても、ベタベタ。
みんな、元気にすごしています。