Hot Fuzz

素晴らしい映画。
今年観たコメディーの中で、文句なしに一番面白かったと思います。
ホントに手の込んだコメディーです。
アクション映画の紋切り型な場面が続々と気持ちいいぐらいにパロディー化されていて、
でもこの映画自体は単なるパロディーなんてもんではない、すごいもんです。

映画の中でも出てくる、これぞアクションコップもののBad Boysのポスター、そしてHot Fuzz。。。フフフ

夏頃に劇場で観て、こないだもう一回DVDで観ました。DVDの特別付録もすごく面白い。
主演のサイモン・ペッグとニック・フロストが愛らしくてしょうがなくなります。どうでもいいんだけど私はDVDを家で観た晩、サイモン・ペッグのことをどうしようもなく好きになる夢をみてしまってその次の日もなんかボーっと考えてしまってちょっと焦りました。この映画はそういう幻想を引き起こしました。。。何だったんだ。それにしてもこのペッグとフロストの二人組、すごいコンビです。変な何か面白いことをするとかいうコメディアンではなく、ほんっとに楽しくて友達になりたいタイプのコメディアン、というか。

この映画が、なんと日本での公開予定は無し、らしいです。今のところ。ということで、日本公開のための署名活動をしているとか。
http://intro.ne.jp/contents/hotfuzz.html
このサイトを読んでたら、
何年か前に同じ監督、同じ出演者作られた"Shaun of the Dead"『ショーン・オブ・ザ・デッド』も日本では非公開だったと知ってビックリした。
なんでなのかわからないけど、
みんなが観れるようになったらそれはいいだろう。

イギリスならではの静かで平和な田舎の街が舞台で、教会があって、パブがあり、スーパーマーケットがあり、飲んだくれの大富豪がいて、白鳥が逃げて、広場の噴水に落書きがあり、、、とか、そういう細かい映画の舞台設定が完璧すぎです。クリシェをねじってここまで使いこなしているかってのが、いやー技ですね。
モンティーパイソンがこれだけ王道をゆく日本で、リトル・ブリテンまで放映されてる日本で、このイギリス映画が公開されないってのはホントに疑問です。アクション映画とか、ちょっと。。。と思う人でもこれは、最高に楽しめるはずです。いらんこと忘れて思いっきり笑って楽しめる２時間。

でも私は、Shaun of the Deadのほうが本当は好きでした。

左からニック・フロスト、監督のエドガー・ライト、とサイモン・ペッグ

いぇーい