Calvin Johnson

Calvin Johnsonというミュージシャンを観てきた。
ワシントン州オリンピアK Recordsというレーベルをやっている。
Beat Happeningというバンドを、創設した人。
Dub Narcotic Sound Systemというバンドも、やっている。私が知っているのはそのくらい。
そんな彼が、イースト・ヴィレッジにあるSidewalk Cafeというバーで演奏するってんだからびっくり仰天。そこは、毎日沢山の駆け出しミュージシャンが演奏する場所で、入るのは無料。そこで、Calvin。おいしい。ああ。。。おいしい。

彼の音楽は全体的にぬるい、感じだろうか。このを聴いていただければわかるでしょう。

しかし、彼の歌はとっても、ロマンチック。
昨夜のショウも、生ギター一本で、彼一人での演奏と歌だった。とても真剣な顔で、その重く優しい声で歌うのだけど、彼の中には何か、何か、ある。何かが、変で、気持ち良いのです。曲の合間のしゃべりも、とても面白い。

最後の曲を歌い始める前に、ギターで2つコードを繰り返し弾きながら彼が16歳のときオリンピアからニューヨークに遊びに来た時のことを、話してくれた。(私の推測だと、20年前、ぐらい。今Calvinが何歳だかわかりません)当時、ソーホーに住む3歳上で同じオリンピア出身の友達がいたらしい。NYに滞在中の1週間、彼とその友達はとりあえず、色んなバンドを、見まくった。毎晩毎晩。その中のひとつが、The Cramps。(80年代の狂いパンク・ロック・サイコ・ロカビリー・バンド)

彼らのショウを見る前はCalvinはCrampsのシングルぐらいしか聴いたことがなく、そのときは“けっ、冗談。”という感じのバンドだと思っていたらしい。たいしたことねーよ、と。。。なぜかってCalvin曰く、”16歳だったから。”(笑)
そしてそのCrampsを、Irving Plazaというまあまあ大き目の会場で、16歳の彼は、ステージまん前で見たらしい。なぜって、16歳だから。そしてCalvinは、完璧に、ぶっ飛ばされた。“こりゃ、なんだ、なんだったんだ??”という感じだったらしいです。しばらく。     イェイイ!そして、こう思ったらしい。。。“これが、これがロックンロールじゃねえか!”

と語り終わって歌った最後のうたは、本当に美しかった。
“When I die there will be a song and people will all know the song and they'll all sing it along..."という感じの歌詞でした。

そしてショウのあとに買った彼のCD,最高です。ロックンロールをやっています。

Before the Dream Faded

Before the Dream Faded

サインも、もらった。ミーハー。
話しかけるのにとても緊張してしまう人だったなぁ。

また東海岸に、ちょくちょく来ていただきたい。安く。