[音]Akron/Family

Akron / Family & Angels of Light

Akron / Family & Angels of Light

これがジャケット↓

すばらしいです。このCDさっき買って、もうだめだ。完璧なので。Akron/Familyとこのアルバムをスプリットしているのは大御所Micheal Giraさんの、Angels of Light。この人は、言うまでもなく格好良い。両者ともすばらしい音楽家ですね。
アコースティック・ギター、ハモリ、“さ、みんな輪になって”的雰囲気と、私の大好きなもの三拍子揃っている。ちくしょう。。。音楽というもの、歌というものの美しさをそのまんまストレートに若さ溢れんばかりに歌ってる、という感じ。。。私が若さ若さ言うのもどうかと思いますがまぁいいとしましょうね。12月にはTonicでライブも。彼らのライブは音源を聴く前に2回ほど見る機会があったのだけど、やっぱりバンド一同椅子に座って、ギターの首をを振りながらリズム刻んで、さあみんな!という楽しさが満載だった。で途中でスローな曲に入ったりするとこれが、涙が出そうなぐらいきれいなんです。それと忘れてはいけないのが、“プップー”と音の鳴る笛(本当にそういう音なんだよっ)や小さなおもちゃ打楽器やハサミやくるくる回転するランプや魚の置き物が小道具として大活躍しているのも、ライブ観ていて幸せな気持ちになれる。
ちょっと前のAnimal Collectiveにも同じような雰囲気が感じられたんだけど、Akron/Familyのほうがわかりやすくはじけっぷりや速さ(テンポの速さだけじゃなく、勢いの速さ)が違うと、思います。どうかな。。。
嬉しかったのが、スプリット後半のAngels of LightがBob Dylanの“I pity the poor immigrant"をカバーしている。なんとも悲しくて美しい歌です。凄い詩だなあ。

I pity the poor immigrant
Who wishes he would've stayed home,
Who uses all his power to do evil
But in the end is always left so alone.
That man whom with his fingers cheats
And who lies with ev'ry breath,
Who passionately hates his life
And likewise, fears his death.

(正式な日本語訳が存在すると思うので訳しません)
なんだか、移民という人々がこういう性格をもっている、という考えはのはもう過去のものになってしまったのかな、って気がする。もちろん今でもそういう人はいるだろうけど、ディランの歌として改めて聴くと、古い時代の現象を見ているような気になる。

このアルバムからAkron/Familyを一曲:http://www.younggodrecords.com/FreeMP3/AkronAngels/AkronFamily_AkronFamilyAngelsOfLight_DylanPt2.mp3

ラジオ局で収録されたライブ:http://wnyc.org/shows/spinning/episodes/09252005 
→Listen to the whole showという灰色の文字をクリック

もうひとつ、Akron/Familyの一枚目、もいい。

Akron/Family

Akron/Family