集団通勤

街が変

市営交通社の労働組合ストライキに街が影響を受けている。火曜日から地下鉄が全部止まった。NYにはほとんど私鉄が無くすべてこの“交通公社”で仕切られているので他にすべが無い。1日目は仕事まで歩いた。家から1時間ちょっと。あんまり悪くはない。イーストリバーに架かる橋を渡るのはとても気持ちがいいし、橋は人でいっぱいだった。知らない人と話して歩く。こういう雰囲気がNYの好きなところだなあ。不思議だけど。途中、“あそうだ、あそこからでバスにのればいいや。”と3秒ぐらい考えて、“あ、バスも動いてないんだ。”と何度か自分に突っ込まなければいけなかった。1日目の帰りは家が近くのお友達メラニーと連絡を取って一緒に帰った。メラニーちゃんも家に寄って一緒に夕飯とお酒をやることにした。ほとんど氷点下に近い中を歩いた後のワインは効いた。
二日目は生理痛だったしもうすでに歩くのがしんどくなって仕事を休んだ。でも夜にオルガン・サミットというジャズオルガン爺さんたちのコンサートがあったので外出した。大変年をとられた演奏家の方々が、オルガン3人で連弾とか。本当に憎い音の出し方を知っている。なんか色々な日々の不思議や外の寒さが重なって、信じられなかった。超現実的、というか。温まったところで、その夜は職場から近い友達の家に泊まりに行った。グレーの縞々で、白い靴下を履いている猫さんが1匹いらしゃって、ちょっとした天国だったかな。魚が1匹、濁り水の中にいたので水を替えた。水道水を、2時間寝かせただけだったけど大丈夫だったかな。
そして3日目の今日、友人宅から出発して、いつもは行かないコーヒー屋さんでコーヒーとクロワッサンを買う。私にはこういうことがとても楽しい。できれば毎日違うコーヒー屋さんに行きたい。
そうしているうちに、そろそろストライキが終わりそう、というニュースが。。。どういう決着がつくのか。NY市は市で、ストで苦労して苦しんでいる人達のことしか話さないし。同情でストをやめさせようとしてる。労働組合が職場に戻ってからしか交渉はしないよ、って、それだけ言うだけではだめだよなあ
まあ私は勝手にちょっとこの状況を楽しんでしまったのだけれど。終わるのなら良いに越したことはない。

年が終わるんですね

観なければいけない映画がたくさんある。読まなければならない本がたくさんある。買わなきゃいけないCDが。ご飯をあげなきゃいけない猫が一匹。。。こ、今年中に。。。