神さん神さん

ジーザスの誕生日”でお仕事が休みになるこの時期は、非常にありがたい。私はクリスマスというものには全然関係ないけれど、クリスマス・スペシャルなんとか、といって売り出すドライフルーツの入ったパンのようなものとか、栗の入ったジャムとか、生姜味のクッキーとか、特にこの時期だから買える食糧品は大好きなので嬉しい。強いて言うなら、街中で流れるクリスマスソングは、早く止まってほしいぐらいか。どこに行ってもあの歌。色んなリミックスで今年もどれだけの人が同じ歌を繰り返し売り出していることか。レストランに行っても、お気に入りのレコード屋に行っても聞こえてくるのには本当に気が滅入る。そしてあの歌が、頭について離れない。これが一番悲惨です。
話はかわるけど、こないだ素晴らしいことを思いついた。“頭から離れない歌ホットライン”というフリーダイヤルの電話受付センターを開設して、そこに電話をすると、オペレーターが「お電話ありがとうございます。今日はどの様な歌が脳裏に焼きついておられますか?」と訊いてくれる。そしてお客は、「あのね、この歌。えーと ♪タラ〜タータタラ〜ラララーウンザッウンッザッ ララリーら♪」と今頭から離れない歌を思いっきり発散できる。希望によって、その歌のタイトルを教えてくれたり、その歌を頭から消すための心理学的処理もしてくれる。これはうまくいくと思う。
とにかく今。街はプレゼントを買う人で溢れかえる。人の数が普段の5倍ぐらい。みんなの下げている紙袋の数が、人の数の10倍ぐらいある。これがアメリカのホリデイ・シーズン。でもクリスマスはあくまでキリスト教徒のもので、この同じ時期に、ユダヤ教徒と、キリスト教徒でないアフリカ系アメリカ人の祝日も重なっている。なので、クリスマス一色にならないように街中が気を使っているのが色んなところで目に付く。
ユダヤ教の祝日はハヌカ。たぶん1週間ぐらい続いて、1日ずつ蝋燭を灯して、全部で8つの蝋燭が灯されることになる。起源はちゃんと調べていないのでわからないけれど、エルサレムの神殿を手に入れたお祝いかなんか。みんなでドーナッツと、ポテトパンケーキなど、揚げ物を食べる。何でドーナッツなのかユダヤ人の人もわからない、と言う人が多い。
アフリカ系アメリカ人の祝日はクワンザ(?)Kwanzaaと書く。これは最近知ったことだけど、クリスマスの代わりとして、60年代に考案された祝日らしい。市民運動の一環として生まれたもののようだ。やっぱり蝋燭を灯したり、プレゼントをあげたりするらしいけど、周りでこれをお祝いしている人はあんまり見かけたことがない。
とにかく、“他の宗教・文化を敬って”という感じで、クリスマスツリーに青い色の飾りをつけてハヌカ・ツリーになる、とか、なんだか見ていて本当に可笑しい。なんでそういうふうにするかというと、クリスマスクリスマスばかり強調していると 「私はキリスト教徒ではない!」といって腹を立てる人がどっかにいるからなんだけど、なんか、そこまで敏感になるのはアホくさい気がする。私のボスも、彼の患者さんに祝日用のグリーティング・カードを配るために、私にカードをデザインして、と頼んできた。「クリスマス・カラー(赤・緑)と、ハヌカ・カラー(青)を両方使って作って欲しい」のだそうだ。このリクエストにはちょっと噴出しそうだった。そんじゃー仏教徒はどうするの!クリスマスどころか、カード受け取ること自体無いんですけど。 って言ってやろうか。はは
あ、そういうときには“Happy new year"と書いておけばいいんだ。
年賀状をしばらく書いてない。
お年玉つき年賀状、あの番号は、地元のデパート等の抽選会にも有効になっていて、元旦のデパートのチラシに当選番号が出ていてさ、その番号を持っていくと何か当たる、というのがあったなあ。今でもやっているんだろうか。

奇跡

昨日、売り切れになっていたThe Poguesのライブが、もう1日追加になった!!!!発売当初、50ドルという値段に買いそびれていたら即効で売切れてしまった。今回はちゃんとチケット買いましたあーあーあーあ嬉しい嬉しいこれで3月まで生き延びることが出来ますありがとうありがとうありがとう