Sophie Schollやりなおし

昨日の映画の感想はひどいことになってますなぁ。何回も訂正したのにこれ。。。お恥ずかしい。
落ち着いて書こうと思います。
まずは、 Sophie Schollという名前、日本語での表記はゾフィー・ショルとなっているようです。映画のタイトルは、『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』日本での配給会社はこちら:キネティック日本では現在公開中/公開直前のようです。
ドイツで、近頃良い映画が作られているなあ、と思います。『ヒトラー 最期の12日間』やベルリンの壁崩壊時を描いた『グッバイ・レーニン』、そしてこの作品。
ゾフィー・ショルの映画を今見れることが大事だ、と感じたのはなぜかっていうと、今自分の居る環境で「自由である」ってことに甘えすぎていると感じられたから。回りを見渡せば変わるべきことが沢山ある。この映画が伝えようとしていたことは、ゾフィーの生きた時代は違うルールがあって、そんな時代と場所でこんな悲しい記憶がありました、とかいう事じゃなくて、自分の周りにいかに流されずに自分が正しいと信じることを貫くことをすごく真っ直ぐに描いているんだと思います。こういう個人の内面に自問していく、という問題は今とても考えられるべきことだと思う。そういうゾフィーの信念と、これは曲げられない、という性格が、彼女の話し方や言葉によーく出ていて、(再びこの女優さんに拍手)そういうところに私は心を打たれたのだと思う。
尋問官とのやりとりのところなんかが特にすごい。他に同じ活動をしている仲間の名前が容疑者として尋問官に出されたとき、ゾフィーはなんとかして自分だけで罪を背負おうとする。自分の思想を正確に、冷静に尋問官に伝えることが出来る。超ナチスの頭ガチガチの尋問官に対して、今の政府や戦争は間違っている、と堂々と言っている。なんというか、ただの気の強い女性ではなくて、本当に自分のやっていることを心から信じてて、本当に自分を大切にしようとしているからこそこういうことができるのだと思った。
うーん。彼女のことを知ることが出来てよかった。