The Pogues!!!

アイルランドの民俗音楽をロックに混ぜて、非常にいい音楽を作るポーグス。待ちに待ったNY公演に行ってきました。お酒と愛の音楽です。ノキア・シアターという広い会場で。これはもうすでに、今年最高のライブだったかもしれない。
酔いどれボーカルのShane MacGowan(シェイン・マガウアン)は、思ったとおり本当にチャーミングなヨレヨレのおっさんだった。でもニューヨーク4公演の最終日なのに、ものすごくいい歌を聴かせてくれた。バンドもしかり。私たちはゆったり踊りたかったので後ろのほうで見ていたのだけど、我慢できなくなり、途中から前のほうまで行った。モッシュ、ダイブ、みんなすごい。人波を泳ぐ若者を支えるのは40代ぐらいのおっちゃんだったり。片手に持ったギネスがこぼれんばかりです。私も、例によってその日の晩御飯はギネスを。(Guiness is meal.)でも缶入りだったので薄かったのが残念。。。とにかく、ものすごく楽しくて、綺麗で、何度も涙が出そうになった。でもそう思った瞬間に気づいたらクルクル踊っているのです。モッシュピットで転んで10秒ぐらい床で上の人に踏んづけられ、足をひねり、でもこんなに楽しかったライブは本当に久しぶり。
選曲にも拍手です。シェインを気遣ってかメンバーが交互にチェンジして歌を歌う。世界で唯一私の好きなクリスマス・ソング“Fairytale of New York”では、ステージに雪が降った。その中でシェインとカースティーのパートを歌った女の人が踊る。クサイんだけど、すごく綺麗で。みんな泣いていただろう。そういえばこの女の人、誰だったのか、名前が聞き取れなかった。しかし、すごくきれいな人だったなあ。
最後のほうはヒット曲のラッシュで、2回のアンコール両方(全部計算されていたアンコールだけど)3曲ずつもやってくれちゃって、そして最後の曲はFiesta!―完璧でした。とにかく本当に、すごかった。お土産に、サッカーチームのグッズのように見えるマフラーを買ってしまった。そこに書かれている言葉、"pogue mahone" どうやら、ゲール語のようです。どういう意味だろう、と思って調べたら、英語で"kiss my arse"(和訳省略)らしい。。。困った。しかしこの名前はポーグス結成時のバンド名らしいことも発見。そんなポーグスがますます好きになってしまいました。