アルバムが出るまで3ヶ月か。

朝、World/Infernoからメールが届く。ニューアルバムの発売が7月11日に決定したそうです。大変興奮しております。

World/Inferno Friendship Societyは、私がニューヨークに来てからずーっと私を支えてくれているバンドです。何がいいってライブが楽しい。以前も書いたんですが、とにかく現在1番好きなライブ、一番好きなバンドです。しかし彼らはバンドというよりは、音楽が好きなギャングの集まり。本当に魅力的なお兄さんお姉さん方です。
酒飲め、壊せ、抱き合え、ワルツ踊れ、怖がるな。
とにかく、愛しいのです。もっとあちこちで知られるべきだと思うんだけど、やっぱり8人も9人もメンバーを抱えていて、バンドとしてのやりくりは難しいらしい。アメリカ以外ではヨーロッパで人気が高いけど、日本でもこういう音楽(といってもジャンルがはっきりしているわけではないんですが)を好いてくれる人は沢山いるはずなんだけど。皆で「来日してよー」コール送りたい。一般的に、「こんな感じが好きなら」って例えられるミュージシャンは、Dammed, The Pogues, Kurt Weill, Oingo Boingo, Jello Biafra, (一般的といいながら独断でした)と本当に幅が広いんだけど、まさにこれ!って例えられるスタイルみたいなものは、ないでしょう。彼らは彼ら独自のサーカスを結成してます。
その彼らの期待のニューアルバムは、おそらく4年ぶりぐらいのフル・アルバムで、今までライブでやってきた曲がついにディスク化されるという感じです。この曲たちがまた、いいんです。ここで3曲視聴できる。→World/Inferno Friendship Society | Listen and Stream Free Music, Albums, New Releases, Photos, Videos (右上のプレイヤーの中の、曲名をクリック)
本当に楽しみ。一家に一枚の傑作になること間違いなし。本気で。

ジャケットもほら、ステキでしょう。
ボーカルはジャックさんという男性で、彼は、今存在する歌い手さんの中で、最も存在感のある人の一人だと思う。よく私はJello Biafra (元Dead Kennedysのボーカル)と比べてしまうんだけど、彼ぐらい喋ることが面白くて、話が長い。客を煽る。以前New Model Armyのライブのときに会ってお話しする機会があったのだけど、すごく紳士でした。私が「日本にいる友人がCD聴きたいのだけどなかなか手に入らないみたいで。。」と言うと、CDRに焼いて複製することを承諾してくださったり。(でも、バンドにお金が行かないと来日なんて言ってられませんので買いましょう。→amazon.co.jp)ついこの間もInfernoのべーシストのYulaの別バンド(Nanuchkaというバンド、これもまたすごい)のライブで一曲お歌いになったのだけど、すごく格好よかった。あまりにもオーラが出ていて、話しかけられなかったけど。
以下はニューアルバムについての、彼のメッセージでございます

The World/Inferno Friendship Society give you your damn soul back. It's been up all night, thinks everything is hysterical, and keeps humming tunes about Halloween and heroes, love lost and found, and the chivalry of crime. It sweats like whiskey and cries real red wine. It's chiding your friends for being so sad, mumbling, "You bouncers don't scare me one bit," and yelling "I joined a punk-rock band to break stuff, not to sit around lawyers' offices!" at inappropriate moments. 15 new songs by NYC's original international Punk-Rock Orchestra of elegant and angry Gentlemen and Ladies produced by Hardcore legend Don Fury and released by New Jersey Pioneer Punk-Rock label Chunksaah! The piano croons, the guitars shout, the drummers threaten, saxophones rip you from where you are tied to the mast, the accordion just stole your wallet, the string section is whispering in your ear, "Don't be a jerk," and boys and girls are singing in harmony "Only anarchists are . . . pretty!" Life is a cabaret, the circus is leaving town, don't forget the struggle, don't forget the streets.
Jack Terricloth, BK, NY, 4/20/06

格好良くて訳しづらいので一部だけ。。。
。。。ワールド/インフェルノがあんたのこんちくしょう魂取り戻します。。。
。。。こいつぁウィスキーのごとく汗をかいて、赤ワインのごとく嘆く。。。。
。。。「俺はモノをブチ壊したくてパンクバンドに入ったんだよ。法律事務所でたむろするために入ったんじゃねえ」
。。。ピアノが小声でつぶやき、ギターが叫び、ドラムは脅かし、サックスが君の体を柱にくくっている縄をちぎる、アコーディオンは君の財布を盗むし、弦楽器は「馬鹿野郎にはなるなよ」と耳元で囁き、そして男子と女子は「綺麗なのはアナーキストだけ!」とハモる。人生はキャバレーだ。サーカスは街を離れてしまう。闘争を忘れるな、ストリートを忘れるな。



というわけで、ニューアルバム7月11日、お願いしますよ。
ちなみにmixiにコミュニティーもあるので、よかったらどうぞ。