年が暮れます

風邪は、行ったと思ったら戻ってくる。いい子だ。これが私の風邪のひきかたみたいです。治ったと思って油断するとね、いつも。元旦は泳ぐからがんばって治さなければ。
昨日、なんか思いつきでカラオケに行ったら本当に心の底から楽しかった。おそらく今年最後であろう今日の日記には、そんな昨日のカラオケ感想でも赤裸々に書いてみようかな。
やめておこ。ホントに楽しかったから、感想なんてそんな。



今日は映画『Little Miss Sunshine』を観た。タイミングがすごく気持ち良くって、味のある映画だった。ストーリーがわかりやすいので粗筋を書いたらこれから観る人に読まれると、申し訳ないので、映画のプロットに関係していることをちょこっとだけ。
タイトルになっている「リトル・ミス・サンシャイン」というのは、とある美少女コンテスト。「美幼女コンテスト」って言ったほうが正しいかもしれない。6歳から出場できます。これは病気。アメリカの抱える問題の、百個のうちひとつには入ると思う。これで思い出すのが、ちょっと前に「ジョンベネちゃん」事件の犯人が浮上して、あの男の人の顔写真がボンボン新聞に出ていたときのこと。あの男の人の写真の横に出ていたのは亡きジョンベネちゃんの、メイクバッチリ ヘアードゥバッチリ、なんだかすんごいドレスの写真。そっちのほうが強烈でした。
ビューティーコンテスト自体をうだうだ言ったらキリないけど、真っ赤っ赤な口紅塗った7歳児の女の子たちが「美しさの基準」によって順番付けられ、名前を付けられる。そのために水着着せられたり、アイシャドウ塗られたり、、、一番怖いのはその女の子たち自身も、えらい楽しんでいるということ。少なくとも、そう見える。作り笑顔であったとしても、小学校低学年で作り笑顔できることじたいオカシイ。ステージに並んで目をパッチリキラキラの笑顔を振りまく子供たち、その子等を観客席から崇拝する親とその他色々な目的でそこにいる人(こういう人たちが結果的には一番の問題になるんですよね)たち。このふたつの間にある空気はなんか宗教的にも見えます。薄紫色の、真っ直ぐな線が通じている。(←これは関係ない、ただの想像です)

お母さんの口紅をこっそり借りてきて鏡の前で塗ってみる楽しさを知らない子達なんですね。。。

アメリカでの美少女コンテストに関しては、以前イギリスとイスラエルの新聞で取り上げられていたのを読んで、(リンク見つからない)その後ちょっと調べたりした。この映画の中に出てくるビューティーコンテストは、実際にアメリカのどこかで大々的に行われていることで、大袈裟ではないです。


で、ちょうどこの映画でも取り上げられていたから、書こうと思った。映画の中では、ビューティーコンテストのネガティブな部分をさらけ出して、とてもさわやかに殴りこんでいて、いいな、と思った。
L O V E って4本指にタトゥーした拳かなんかで怒りを込めて殴ってる感じです。

予告編はここだ

もっとマシなこと書きたかったけど、目がショボショボしてきたので、お休みなさい。よいお年を。。。


この絵が気に入ったかも、という方は、ここをぜひ見てください→ B.A. Lampmanさんの作品

きっといいことありますよ。