Man Man

Man Manというフィラデルフィアの5人組を観に行ってきた。すごかったよ。
2ヶ月前ぐらいに友達から貸してもらったSix Demon Bagというアルバムが気に入って、ちょうどNYでやるし、じゃ「観に行ってみよっか!」っていうかんじで行ったんだけど、本当にたまげた。自分にとって新しいバンドでこんなに感激したのは久しぶりかもしれん。
曲は、トム・ウェイツを荒くした感じ、とかよくその辺のレビューに書かれているけどまずこの表現は尤もだと思う。初期のね。常にモクモクした変な雰囲気がある。ボーカルのしゃがれた声もいい。曲は祭りのようなリズムに覚えやすい短調のメロディーとか。祭りならではのチンチコチンチコしたリズムにはしばらくハマってしまいますね。それは、この曲なんだけど。←この歌の出だしが、なんか聴いたことあるメロディーですよね。何の曲だっけ。それをずっと思い出せなくて。だれか助けてください。
まぁこういう感じで、そこにあらゆる手作り打楽器が入ったり、5人全員で同じ音程を歌ったりもする。あと、男の人特有の、なんか婦人の真似をしたような不真面目な高い声でコーラスが入ったりもする。これはチャーミングです。
楽器の編成はめちゃくちゃなんだが皆が皆すごい数の労働をこなしているかんじ。メンバー全員が、何かしらのパーカッションを担当している。コンガだったり古い鍋みたいなのだったり。大きな楽器(ドラム、ローズ・ピアノ、鉄琴、木琴、その他打楽器)はステージの中央に小さく固まって配置されているのだけど、ぴったりくっついた一体感とかもすごくよかった。んで、彼らの周りにはとにかくいろんな玩具が転がっていて、それを手当たりしだい拾っては叩く、という感じだった。ほんとに、皆。どうかしてるよ。そんなアクロバット(?)な部分もあって驚かされるんだけど、そこを目をつむって聴くと実はすごく息があってるんですね。時々、5人全員が揃って違う打楽器のみを叩く(というか殴る)場面とかもある。
とにかく楽しかった。飛び回り、汗をかく。1時間半弱の間、喋りも全くなく、曲だけをぐわん!と一気に演奏してステージを去りました。全員が才能あるミュージシャン、だと思いました。
実は、彼らもうかなりの人気らしく、見た目もおしゃれでかわいいお兄さん達なのであんまり期待してなかった。今日のライブも売り切れたみたいだし。しかしこういう先入観って。。。いつから持ち始めたんだろう。記憶にございませんが。悲しい。自分がババくさい。

そういえば、今日はヒゲ人口が多かった。あごヒゲ口ひげ顔ヒゲ。。。ヒゲが伸ばせる人はうらやましいなぁ。

オフィシャル: http://www.wearemanman.com/
myspace: http://www.myspace.com/wearemanman

Six Demon Bag

Six Demon Bag

セカンドアルバム。ファーストはこれから聴きます。