日記、映画、ポリ5歳

しばらく日記を書いていなかったなぁ。3連休だったのだけど、とってもぐーたらして毎日昼寝などしてしまい、昼寝がクセになりそうで怖いです。それでもなーんか体の調子がうまくない。いつもの思い込み病だと思いますが。

とにかく、休みだったので何個か映画を見たのだけど、昨日は『Jesus Camp』というドキュメンタリーを。
さて、いつアメリカから出ようか?というのが映画を見終えての最初の言葉でした。
キリスト教福音派(Evangerical Christian)の中の、一部の人達が結成している超原理主義のグループがある。毎年、子供たちを集めて教えをさとすためのキャンプ開く。Kids On Fire とかそういう名前のサマーキャンプ。ご存知の通りアメリカのキリスト教原理主義者は政治との関わりも強く、特にこのキャンプでは等身大の切り抜きブッシュ君とかも登場して「かみさま」のように扱われる。キャンプでは毎晩のようにゲストがスピーチをしたり、歌を歌ったり。
あるおっさんが、3週間ぐらいの胎児のプラスチック・モデルを子供たちに見せながら、すべて神様が創る形。。。と説教をする。その胎児のモデルをひとりひとり触って感激する子供たち。(彼らの規律には婚前性交の禁止、避妊や中絶の禁止など様々なbullshitがある。)。。。これはおかしい。
そしてステージ前に全員が詰めかけ、思い思いの言葉を口にする。「神の声」が届くのか、自分がそちらに達するのか、ほとんどトランス状態に陥る子供たちが次々と泣き出したり、色んな感情をあらわにする。
いくらこっち側が論理的にものをわかっているつもりでも、子供の涙を見てしまうと迫ってくる感情を押し返しきれない感じがする。子供らの側に立って一緒に涙を流す大人たちが憎くてしょうがない。
一番辛かったのが、子供たちの日常を追いかけるシーンの中のひとつで、父親が軍人としてイラクに居るという9歳の女の子が、(うろ覚えだけど)「神様に正しいと教えられて殺しあうことって、かっこいいと思う」とか、言ってしまうところ。
このドキュメンタリーはほんの一握りの人達を描いたものでしかないけど、すごく良くできた、ゆえにすごく醜いものだと思った。
題材に対してまったく批判的な視点は感じられなく、あるがままに描かれたものだろう、って感じがする。こういうドキュメンタリーを見るのもいいものだな、と。この作品をめぐってはいろいろな背景や論争があるらしいけど、省略。



その前は、60年代ベルリンが舞台のThe Tunnel。まだベルリン熱は冷めていないようで。。。お恥ずかしい。とてもいい映画でした。事実を基に作られたもの。で、その前には再び『グッバイ・レーニン!』なども観てしまいました。もうしばらく夢をみるのはやめ。。。でもいいんだな〜これが。




それと、ポリさんが2週間前に5歳になりました。報告遅れましたが、マグロケーキ作らせていたいただきました。
いやー5歳とはいってもまだ赤ちゃんですね。いつになったら憎たらしいデブ猫になるんだろ。