Birds of Avalon 等

Birds of Avalon
とっても暑い日曜でした。さすがにチャリこぎながら死にそうになった。朝のあいだちょっと仕事でアッパーイーストに行って、それから川沿いを下ってロウアーイーストサイド、ウィリアムズバーグ橋を越えて、Ronitと待ち合わせ。メキシカンのブランチを食べ、激甘のライムエイドで疲れを癒し、そしてライブ会場のプールに向かう。ノース・カロライナのバンドBirds of Avalonのライブです。Ted Leoという人の前座で来ているんだけど、私はこのバンドのためだけに来ています。2時半ぐらいに着いて、ちょっと列に並んで、会場に入る。すでに死んでいる。会話がない。暑い。。。暗黙の了解で即効でビールを買いに行く。ビールがなきゃだめだ。ブルックリン・ラガーがビールの出店を出してて、色んな味を売っている。私はWeissを。フルーティーですっきり。ロニッちゃんの飲んだSummer Aleというのも夏らしさにピリっとした味が加わって、美味しかった。ていうか水分ならなんでもよかったかもしれない、そのときは。
Birds Of Avalonさんが始まった。急ぎ足でステージ前まで行く。日陰が全然ない。やばい。ロニッちゃんはもう降参、ということで日陰に避難。ステージのみなさんも暑そうなのが伝わって来る。日はステージに向かってまっすぐに入ってくるので。観客はみんな背中に日差しを受けている。よく倒れないな〜みんな。ちょっと体を動かしたほうが楽なんだということを発見。
盛り上がったとは言いがたいけど、ラウドで、カッコイイステージが観れて私は大満足。このバンド、かっこいいと思います。演奏もうまいし。曲は60-70年代の風味をもってきたキャッチーなロック、好きです。1日のいちばん暑い時間帯にあれだけタイとな演奏をするだけでもすごい。空が真っ青で綺麗だった。
私たちはBirds of Avalonが終わってすぐに会場を出る。もう体力の限界。どうしようか、とりあえずエアコンのある場所へ。。。1ブロック先のバーで休憩することに。バーに座って、NYの週間情報誌Village Voiceをめくりながらロニッちゃんとまったり過ごす。このVillage Voice、音楽情報とか映画とか満載で、ちょっと前まではバイブルのように毎週読み漁っていたけど、最近全然読まなくなったなあ。。。全部ネットで済ましてしまうから。久しぶりに見たら、ライブ会場の広告が以前(1,2年前)の2倍ぐらいに増えていることに気づく。すごいなあ。そしてそれらの中の大ぐらいの規模のライブ会場は、たいてい大きな親会社に属している。ちょっと前までお気に入りだった会場も大きなイベント会社に吸収されている。小さいクラブがやっていくのが難しくなっている。大きい会社はだいたい大手のチケット会社と組んでいる。高いチケット手数料、高いドリンク代。。。リストされてるバンドも、あんまり面白くない。
といいつつも、village voice 誌上でいくつか行きたいライブを見つけて、メモって、えーどれにするぅ〜みたいな会話をしばし楽しむ。女子高生のようにね〜。
ちなみにこれがロニッちゃんと私でアップしているイベントリストです。しょっちゅうダウンしているけど。ロニッちゃんと私は好みが近いのだが、彼女ははどちらかというとポップ系に近いものを好む。私は重いウザイ系担当らしい。。。今週はSleepytime Gorilla Museum。だれも一緒に行きたいという人がいません。
Sleepytime Gorilla Museumは、なんていうか脳にすごく刺激をくれます。すごく複雑な構成が、変拍子が、面白い。奇妙な手作りの楽器などもあったりして、ライブはすごい見ものです。私はバイオリンのCarla Kiehlstedtのファンです。ファンです。彼らの新しいアルバムはJames Joyceの作品Ulyssesをテーマにしているらしく、私はこれから読んでみようと思ってます。難解らしいけども。
せっかくだからビデオクリップも貼っちゃうよ。

In Glorious Times (Dig)

In Glorious Times (Dig)




その後仕事を終えたラン君が加わり、ウィリアムズバーグ周辺を散策する。デザートを探しに。うまいデザートはどこか。デザートかまたはアイスクリームが食べたい。旨いものは、どこだ。

こうやって寄り道しながら。
色々歩き回った結果、昔ランと私とで住んでいたブロックに、新しそうなバー/レストランが。名前はLodge。そう、ロッヂ。山小屋のようです。一歩足を踏み入れた瞬間からこの場所は素晴らしいと確信した。木と石造りの内装、北海道でよくやってそうな。ウィスキーのリストもなかなか、フレンドリーでいい。結局ここでデザートだけではなく食事もとることにして、思わぬ出費でしたが大満足。たまたま見つけた場所なんだが、またすぐに行きたいです。
帰り道、自転車を押しながら歩いているとBirds of Avalonの二人が歩いてる。私はギターの女の人に向かってただニヤニヤしながら近づいていって、今日のライブすごくよかったよ〜などと話し出すとすごく喜んでくれた。「でも、暑かったね。」「暑かった暑かった。」またすぐに来てね、と行ってその場を去る。まだ暑さ疲れが残っていた。

Lodge -318 Grand St (At Havemeyer St.)

じゃ、この辺で。