[US]10年前に3週間不法滞在した「アイスランド人テロリスト」。。。  

みなさん、いかがお過ごしですか。
私は、クリスマスイブは、ユダヤ教の伝統にあやかって、映画を見に行き、その後中華料理を腹一杯食べます。

他人の祝日のために私もお休みをもらっているので、暇な今夜はあるニュースを取り上げてみたりしてみるつもりです。



アメリカ国内の「セキュリティー政策」の酷さについてまた新たなニュースが。
我が家のオルタナティブニュースの源、BoingBoing http://boingboing.net/ から抜粋。
アイスランドから”買い物しにきたテロリスト”、JFKで行く手を阻まれる

アイスランド政府はアメリカ政府に対し、休日を利用してニューヨークに遊びにきたあるアイスランド人観光客が、入国審査を経て国外追放されるまでの間、手かせ足かせをはめられ待機させられたのはなぜか、という説明を求めている。
エーラ・オスク・アーナードティール・リレンダールさん(33)は、12月9日日曜日、ニューヨークのJFK空港に到着時、彼女が10年以上前に滞在期限を過ぎてアメリカ国内に滞在していたことを理由に逮捕された。
NYで友人たちと一緒に買い物や観光を楽しむ予定でいたリレンダールさんだが、代わりに、彼女は今までの人生の中で最も屈辱的な経験を味うことになった。
リレンダールさんは、JFK空港で二日間にも及ぶ尋問を受け、そのあいだ親類等に電話をかけることは許されなかった。と述べている。時によって、食事や水を飲む事さえ許可されなかった。
月曜日に、彼女は両手に手錠をはめられ、両足をつなぐ鎖も付けられた。そしてニュージャージー州にある刑務所に連行され、そこでは独房に入れらた上、さらに尋問を受け、そこでも外に電話で連絡をとることを許されなかった。


彼女がまずはじめに空港の入国管理で止められた理由は、彼女が1995年に遊びにきた際、観光ビザ下で許可される滞在期間(90日)を3週間過ぎていた、ということです。
まず思い浮かぶのが、「それだけの理由か、」ってことです。もちろん9.11以降アメリカ(その他の国々!)入国に対する審査が厳しくなっているのは誰もが知っている通りですが、彼女は95年にこの『不法滞在』を犯した『犯罪者』になったあとも、何なりと観光客としてアメリカ入国しているし、9.11以降も何度か同じようにアメリカに遊びにきている。今回彼女に起こったことは、たまたま職員の目についた、という偶然性によるもの、ともいえるし、さらに彼女が入国審査局の職員に受けた扱いも、相当に過度なものであるのは確かです。
彼女自信の書いたブログによると、手かせ足かせのついたまま、警備員に連れられてJFK内の一般通路を歩かなければいけなかったということです。そして、ニュージャージーの刑務所内に拘束されている間、刑務所内の電話で連絡を取る事を許されたものの、彼女は海外にしかかけられる番号がなかったのに、国際電話がかけられなかったそうです。そりゃただの観光にきてる外国人なんだから。

アメリカの入国管理のやりかたが変わる事はそう簡単にはないと思う。でもリレンダールさんのように入国で止められ、待機させられる人々に対しての扱いは明らかに大きな問題。顔写真、指紋からはじまって、いつのまにここまでエスカレートしてしまったんでしょうか。つい先週の出来事とは思えない。
私はアメリカ入国で止められた記憶はないけど、やっぱり戻ってくる度に嫌な感じを覚える。
それでなくても、出入りする飛行機を滑走路で待たせることで有名なJFK。。。。12時間のフライトのはずが16時間になることは珍しくない。