国や街や家族や趣味のこと

韓国で行われていた米軍基地建設に従う土地の強制収用、それに対する韓国の人々の反対運動を考えたことで、私の中で、色々とわかったことがあった。読んでくださった方、コメントを下さった方、どうもありがとうございます。
この問題について書くことになったきっかけというのは、私の知り合いのお友達が、抗議運動の最中に逮捕された、というニュースだった。その人は鄭泰春(チョン・テチュン)さんというミュージシャン。私は会ったことも彼の歌を聴いた事もありません。でもなんだかとても素敵な歌を作ってらっしゃる、という話だけは以前から耳にしたりしていた。
前にも紹介させてもらったArisanのページで、鄭泰春さんのことを紹介されています。→こちらこの中で紹介されている徴用者アリラン、という歌の歌詞、すごいと思う。悲しいけど、美しい。でも私が感じる限りこれは過去を振り返るような(ある意味美化されてしまったような)悲しさというんじゃなくて、今も現実にこのようなことが続いている、ということ。そんな歌を歌い続ける鄭泰春さんに、ぜひ一度お会いしたい。(歌も聴いた事ないんだけど。)
上のArisanのページの中にも書かれている、北海道で始まった在日朝鮮人・日本人・韓国人が中心、それと他のあらゆる人々の集まりがあるんですが、97年から年に2回開かれている。もともと私の家族が関わっていて、そんなお陰で私も何度か参加する機会がありました。でも私は若いうちにそんな素敵な両親から海を越えて逃げてきたので、それ以来あまり関わることも、真剣に考えることすらできなくなってしまっていた。変な話ですが、急にこの集まりに参加して、鄭泰春さんのこの歌を聴きたい、と思った。昨日行ったあるライブのせいもあるんだろうけど、歌の力はすごい、と今なんだか信仰的な気持ちになっています。ライブのことはあとで書かなきゃ。