NYのクロワッサン

わたしの趣味のひとつはうまいチョコレートクロワッサンを探すこと。
アメリカの一般的なクロワッサンは終わっている。でもうまいケーキ屋とかベーカリーにはそれなりにいいものがあるようで、私は特にチョコクロワッサンが大好きなのでその辺をあたってとりあえず探しています。但し、3ドルとか払う気にはなれません。だいたいチョコクロの相場は$2.25から2.50 ぐらいでしょう。
前にバイトしていたケーキ屋/カフェで売っていたクロワッサンは、非常にうまかった。層のひとつひとつが薄くて外はカリっとしている。でもそこで使っていたのは、業者から買う冷凍の生地。それをオーブンで毎朝焼くだけのものだった。それを知ったときには大変なショックを受けたけど、冷凍生地というのがそこらのベーカリーの現状らしい。勝負するのは焼き方mってところだろう。でも、いつしかそのカフェのクロワッサンも違う生地を使い始めたらしくて、ランクが落ちた。そのへんにあるのと同じようなクロワッサンになってしまった。そのへんのクロワッサンというのは、一口噛んだときに層が平行に見えるんじゃなくてなんかまだら模様のような層になっているやつ。ただふくらんでいるだけ。層も薄くなく、ゴワゴワする。グルメ系を自称するレストランとかカフェでもこの『ゴワっとした』クロワッサンを置いているところが多く、値段だけ高いのでとてもムカつく。特に、LePain Quotidien!!! あの気取りぶりでまずいクロワッサンを出しているんだからいい度胸だわよ。あと、だいたいそういうところではフランス語でPan au Chocolatって表示されているのもなんか気に食わない。まぁもともと「クロワッサン」もフランス語だけど、広く知られている言葉なんだし、普通にチョコレートクロワッサン、って呼べばいいじゃないか、と思うんだけどな。呼び名といえばスターバックスのサイズの呼び方も大嫌い。というと話は長くなるのであとで書きます。
13ストリートの日本人経営のカフェは自家製の生地で作っているっぽいけど。でもあそこは焼き加減がハードで私はどうもなじめない。ふわっていう感じがしないので。パンでいうと田舎パンみたいなかんじで、毎日は食う気がしない。大学から近かったのでよく行っていたけど、学生にはちょっと高めでした。
で、今朝、うちの傍に新しくオープンしたケーキ屋に行ってみた。そこでチョコクロを頼んでみたら、まぁおいしい!アストリアに?なんでー!すごく嬉しかった。こんな近所で見つかるとはねー。前にバイトしていたカフェのやつの味に似ていたのでここも冷凍かもしれないけど、それでもまぁこれがおいしくて。
それと、もうひとつこのベーカリーのことを書いておきたい理由は、このケーキ屋が開店する前に、私の知る限り2店舗ちがうベーカリーが入っていたのだけど、どっちもおいしかったのに潰れてしまった。特にひとつ前のコロンビアのパンやさんは、美味しい菓子パンがいっぱいあったのに。コーヒーもおいしかったのに。ある日突然潰れてしまって悲しかった。だから、この新しいケーキ屋には、なんとかがんばってもらいたい。ケーキ類も、とても美味しそうだったので今晩でも試してみます。
名前は:Le Little Prince - on Broadway between 33rd Street and 34th Street, Astoria, NY (魚屋の横)


そうそう、スターバックスのことでしたね。あのTall Grande Venti なんたらかんたらは、本当にいやだ。英語で言えよ。これが嫌になった決定的な理由は、私のバイトしていたカフェでお客がSmall Coffeeのことを"Tall"と呼びやがったことです。「ちょっとーすいませんけどうちはスタバじゃないんで。」とは言わなかったけどわからない振りをして訊きなおした。スモールのこと?って。Tallならまだ広く認知されている名前かもしれないけど、"Venti"って本気で言う人もいる。。。そういうお客があまりにも多かった。私は何がなんでもSmall Medium Large としか言いません。まぁスタバはコーヒーうまいことはうまいんだけど、あの拡大のしかたとブランド化とコーヒーの値段がね。自分の住んでるとこにスタバが来る事になったら、最悪。

というわけでひさしぶりにこういうことを書いたけど、すっごくすらすら書けるのね〜文句って。